第二回 「候補地を知ろう」ライブレポ―ト

 朝から教育委員会に詰めて準備、進行表づくり、各候補地の法規制などの「実現性Check」資料をY君たちと作成しつつ、何度も何度も課題を確認し、「わかりやすさ」Checkをかける。8箇所の候補地の資料は膨大だ。どうシュミレ―ションしても時間が足りない。ともあれやるべきことはすべてやった、とほっと一息ついたのが開催40分前、ずいぶん長く教育委員会の皆さんとは一緒にやっているので、設営も慣れてきたかんじだ。
 15分前くらいからどんどん委員の皆さんがやってくる。教育委員会へも問い合わせも多いらしく、オブザ―バ―の方も多い、あっという間に満員状態となる。教育長も来た。遠方に出張されていた市長も定刻に間に合った。
 前回の振り返り、委員の皆さんのハガキアンケ―トを発表する。注目は「日和山」と「城山」だ。程なく、アドバイザの浅野先生も駆けつけてきてくれた。候補地を理解しよPart1で、まず各候補地の法規制、制限、実現性を説明してゆく。実現性Checkは、教育委員会が関係部署に問い合わせたり資料を当たったりした結果を、わかりやすさの点で僕が表現方法をCheckし、座長、副座長、幹事会で検討した上で提示している、教育委員会としてココガイチオシというような候補地はなく、出来る限り公正に平等に表現している。質問Timeをとる。保護者の皆さんも含め、学区の中央付近に位置し、坂手との統合を考えてアクセスが良いように思われる「日和山」の人気は高い。諷営法も現行法の範囲ではひっかかる観光関係の施設はない。まちづくりとの整合性に関しては、観光のまちとして、日和山をどうとらえるかで、「観光と教育の融合」という立場と、観光資源としての開発可能性を残すべきという立場で議論がおこる。
 「城山」に関しては、人気も高い代わりに不人気度も高く、かつ、法規制などの実現性、公募条件である面積を単独では満たさず、上運動場を活用する案であるということが「実現困難性」が極めて高いと教育委員会から報告されました。もう一箇所、「8.ドライブイン鳥羽の裏側」も、土地の形状から公募面積を確保できないことがわかり、かつ、工業地域にかかるために、現状の用途規制から学校がたてるのは極めて困難という報告がされました。
 ずいぶんと、「日和山」と「城山」で時間がかかってしまい、後半はかけあしで各候補地の長所、短所のアイディア出しをしてゆく。関心の薄い用地、「良いところ」がひとつも出ない用地などもあった。今回の時点では、候補地を足切りすることはせず、次回に精査することとしたが、「第一回目から(可能性が薄い用地でも)いきなりアシキリするのはいかがなものか」という意見と「いつかは絞らねばならない。提案者に配慮するならば、逆に出来るだけ早くダメならダメと結論付けるべきだ」という両方の意見が出る。
(つづく)