日和山で新しい課題が明らかになりました

 前回の一次調査では、文化財のエリアからはずれているとのことでしたが、webに公開されている地図そのものがまちがっており、また鳥羽市に保管されていた資料もまちがいということが判明し、二次調査を行い、県から調査の方が現地入りして調べたところ、日和山の候補地自体が「埋蔵文化財」の指定エリアに入り、もし造成などを行うのならば調査が必要であり、「日和山」の歴史的価値に思いいれのある市民が少なからずいることと、観光資源としての価値とあいまって、期間、費用の面など一連の手続きを踏む必要があることがわかりました。
 小浜、坂手島との統合を考慮しているため、特に離島などからのアクセスや、学区の中心に近い点など統合に関するメリットを切実に望む方、それからマリンタウン構想と連携して、「観光、史跡と教育の融合」のまちづくりのエリアとして実質上遊休地である日和山を今こそ活用すべきだ、という方やPTAの方たちの人気を集中させていた「候補地」であるだけに課題を受け止めるのに時間がかかります。

 ただのまちがいで済むのだろうか?という意見もあり、「日和山」の今回判明した課題を、委員の皆さんも受け止め、周りの人たちに伝える説明責任もある、ということで、一足飛びに候補地からはずすということにはなりませんでした。
 以前のいきさつについても調査をしますが、それはさておき、今までとは違い、致命的になる前に問題を事前にCheckできたことは、ささやかながらも、「鳥羽市のしくみ」「教育委員会」の進歩であることは確かです。議論は白熱し、声を荒げる場面もありましたが課題は課題として受け止め、さらに詳細な調査をすることと、委員としても日和山も含めて候補地みんな、現地を歩いて確かめよう」という前向きな提案が座長から出され、一歩前に進むことができました。